SL 足回り・ブレーキ・マフラー テストツーリング

2017年7月


最近、SLの足回りの総整備、ステアリングギアボックス交換、フロントRDDローター交換、ワンオフマフラー製造等
久々に大がかりな整備をしたので総点検を兼ねて、伊豆の天城高原まで行ってきた。

ここには、良く立ち寄る温泉があり、考え事をするときや車を何かTuneした時にテスト走行をしによく行く。

コースは、東名横浜青葉ICから乗って厚木から小田原厚木道路を経て、箱根ターンパイク→伊豆スカイラインで天城高原
までの片道約150キロの行程だ。

高速走行からワインディングまでコースがそろっているので、テストには持って来いのコースだ!
特にターンパイクやスカイラインでは、Rが小さくそれなりの速度で侵入していくと、ブレーキや足回りのセッティング
状況を確認できる。

行きは小田原厚木道路から箱根新道を通り、十国峠をぬけて熱海峠から伊豆スカイラインに入る。
箱根新道は交通量が多い!




伊豆スカイラインに入ると交通量も少なくなった。
ライダーがカッ飛んでくる道なので、センターラインを越えてくるアホがいないか気を使うところだが、この日は
ライダーたちの姿を見たのは数人くらいで、殆んど走っていなかった!

所々、全開でコーナーへブレーキを持ち込みながら、SLの挙動に神経を尖らせる!

新品のRDDローターの熱入れも、まだ100%ではないが、ほぼ無事に終わりつつあるようで、ジャダーもまったく出ず
ストッピングパワーも申し分ない。
だが、パッドとローターの当たりがまだ完全ではなく、フルブレーキングは避けるようにして、コーナーでの足回りの
セッティングに集中する。
 



SLのタイヤは、BRIDGESTONEの POTENZA RE-71R を履いている!
ショルダー部分が固く、乗り心地は良くない! 特にショックの減衰力レベルを上げると最悪だ!
タイヤノイズも凄い! ハートトップを外してソフトトップにすると、オーディオの音量をかなり上げないと何も聞こえない!
だが、これらを犠牲にしても、コーナーリング中のグリップ力は凄いと思う!
タイトコーナーなども、この速度でタイヤが鳴かずSLのV12をグリップしたままトレース出来るのは凄い!
もし、RE-71Rでグリップアウトしたら、って思うとゾッとする! それほど速度が上がっていると言う事だ。
筆者はSLには一人で乗るので、タイヤノイズや乗り心地の悪さには、ある程度我慢できるが誰かを助手席に乗せる
人は71Rはやめておいた方が良いと思う。

 ブリジストンタイヤのHPより



途中、休憩で玄岳PAでクールダウン!




このPAから本当は遠くに富士山が見えるのだが、この日はあいにくガスがかかっており見ることが出来なかった。。
 



が、何かいる!




エンジン音が聞こえるので、モーターパラグライダーか!?。
 




この玄岳には、玄岳ドライブインと言うのがあったが、今は営業が取りやめになっており、廃墟の様になっている!
玄岳ドライブインは、昔はロープウェイの駅だった。
中で食事もしたことがある。 ドライブインからの眺望は中々良く、眼下には熱海港や市街を見渡すことが出来る。
全盛期は綺麗な建物だった! 仲間内では、ツーリングした時に「カーボーイハットで休憩しよう」などと言っていたものだ。
時代の流れは、さびしいね!





スカイラインの冷川を過ぎると、巨大な建造物が目につく!
伊豆スカイラインを天城高原まで利用したことがあれば、この巨大建造物に気付いた人もいるだろう!
もう25年も前から目にしており、建物の近くに一度は行ってみたいと思っていたが、何となく尻込みしてしまい
いつも眺めながら通り過ぎるだけだった。
しかし、今回は道もすいていたので少し車を止めて写真を撮ってみた!




拡大してみる。




場所を変えて撮影                      拡大写真!
 



望遠で撮影!  浮世離れした巨大な建造物だ!  どこかの教団の建物だろう。




今度、伊豆スカイラインを通る時には、勇気を出して行ってみようかと思う! 少し怖い気もする!

次回、潜入リポートをCafe Timeにでもアップしてみようかな!




さてさて
その後もテスト走行を続け、テストの後半は、ブレーキはあまり使用せず、コーナーリングのテストに主をおいてみた。

その甲斐もあり、前後ショックのセッティングも走るシチュエーションによって、12段調整の何段くらいが丁度いいかが
分かってきた。



150キロ走行した後のローターとパッドの当たり具合だ!
ローターを交換してから、まだ、500キロ位の走行だが、あともう少しだ。
 




帰りの東名高速は、厚木から横浜までは混んでいたが、そのあとはスムーズに流れだしたので、マフラーの抜け具合
をみるため所々で全開走行でテストしてみた。


150K位まではトルク感があり、アクセルの反応も良いし、マフラー音も中低音から高音に変化してくるのがわかる。
気持ちいい音色だ!

だが、マフラー音量に比べて、どうも以前より加速感が乏しい気がする!
いや、間違いなく170Kから上の伸びが悪くなっている!


数度の全開を試みていると、段々伸びが良くなってきた感があり、ある時いきなり「ドッカーン」といつもの加速状態に戻った!
その後は、とても良い抜け具合で、音色・加速の伸び共に申し分ない状況だ!

少し気になるのが、ある時点で、いきなり「ドッカーーン!」と加速した事だ! 何か詰まっていたものが取れたような
気持ちいい加速の伸び!   どうも気になる!


500キロ走行時に点検に来てくれと、マフラー製造工場のオーナーが言っていたので、今度点検に持っていこうと思う。
加速も音色も問題ないので、リフトに上げてマフラー全体の焼け色具合を見てみようと思う。



自宅ガレージに着いてマフラー音を聞いてみたが、相変わらずアイドリング状態では純正マフラーより静かだ!



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